4.3_06 月下の華

帰燕館のアリゼーは、出立したいようだ。


アリゼー「さてと……ドマも落ち着いたことだし、私たちも、行きましょうか。
あなたが見たという、ゼノスの件が気になるわ。
とりあえず、アラミゴに戻って、ラールガーズリーチの「リセ」に報告しましょう。」

ラールガーズリーチのリセと話す

リセ「(光の戦士)!それに、アリゼーも!
東方から戻ってきたんだね。
あれ……アルフィノがいないみたいだけど?」

アリゼー「ただいま、リセ。
驚かせちゃうかもしれないけど、彼は帝国へ向かったわ。
それも、あのゼノスが、生きているという可能性が出てきたからなの。」

リセ「ええっ!?
ちょっと待って、いったいどういうこと……!?」

リセ「まさか……ゼノスは私たちの目の前で……!
それなのに、帝国で生きてるっていうの……?」

アリゼー「私も耳を疑ったけど、使節団の人はゼノスに会ったって言うし……
(光の戦士)は過去を視る力で、あいつの姿を見たそうなのよ。」

1. 確かにゼノスを見た
2. ゼノスは生きている

リセ「いくら、(光の戦士)の証言だからって……
あいつは死んで、その遺体は墓地に埋葬されたんだ!
きっと、影武者か何かが……」

メ・ナーゴ「で、でも……
ゼノスの墓は一度、荒らされたことがありました。」

????「おいおい、まったくどうなってるんだ……?」

リセ「サンクレッド!
今日はまた、どうしてここへ?」

サンクレッド「アルフィノからの依頼で、ソルトリーの復興支援の手伝いをしていてな。
その帰り道に、リセの顔でもと思って来てみたんだが……
ゼノスが生きているだって?
そんな疑いがあるなら、まずはヤツが埋葬された、墓とやらを調べるべきなんじゃないか?」

リセ「そうだね、生存を否定するにしても、確かめておかないと。
でも、調査とはいえ墓を暴くことになるから、ひとけのない頃合いにしないとね。」

メ・ナーゴ「ゼノスが埋葬されたのは、ギラバニア湖畔地帯の「ブラッドハウ墓地」です。
民心を考慮して、墓碑銘もない目立たない墓ですが……。」

リセ「それじゃあ、私たちで確認してくるよ。
ナーゴは、留守中の指揮をお願いね!」

ブラッドハウ墓地のリセと話す

リセ「これが、ゼノスの墓……。
一度、荒らされて墓石が汚されたことがあったけど、そのときは、汚れを落としておくようにとだけ指示したんだ。」

サンクレッド「つまり、棺を開けて、中身まで確認したかどうかはわからないってことか。
やはり、残された選択肢はひとつ……やるしかないな。
いずれにせよ、人目につくのはまずい。周囲を確認してから、取りかかるとしよう……。」

カットシーン開始

サンクレッド「おいおい、悪い冗談だぜ……。
棺の中身が消えていやがる……。」

アリゼー「なんてことなの……。
やっぱり、ゼノスは……。」

(革命軍の装いをした何者かが、調査中の4人を遠巻きに確認出来る地点にいる。しばらく後、静かに立ち去る)

カットシーンここまで

リセ「遺体がないなんて……。
本当に、ゼノスが蘇ったとでもいうの?」

サンクレッド「……断定はできないさ。
影武者を用意した上で、生存説の裏付けとして、工作員に遺体を処分させたのかもしれないしな。
何より、アルフィノが抱いた疑念のように、この裏にアシエンが介在している可能性も高い。
奴らは俺の身体を……。」

リセ「アシエンがゼノスの身体を、乗っ取っている可能性もあるってことね?」

サンクレッド「そういうことだ……。
俺は、墓をもとに戻してから、ゼノスを埋葬した者にでもあたることにする。
こうなったら、埋葬時に遺体があったのかどうか……
そして、本当に死んでいたのかどうかまで、徹底して疑う必要があるからな。」

リセ「私はラウバーンに、この件を報せておく。
なにかわかったら、ラールガーズリーチにいるから、すぐに連絡してね……。」

アリゼー「ドマの件が解決したと思ったら、矢継ぎ早に新たな問題が発生しちゃったわね。
「暁」のみんなにも、いろいろと報告しておきたいから、久しぶりに「石の家」に戻りましょう。」

石の家のアリゼーと話す

アリゼー「とりあえず、ウリエンジェには、リンクパール通信で、情報を共有しておいたわ。
ヤ・シュトラも、すぐにこっちに来てくれるって。」

カットシーン開始

ヤ・シュトラ「待たせたわね。
さっそくだけど、詳しく説明をお願いできて?」

ヤ・シュトラ「なるほど……ね。
証拠がない以上、推論でしかないけれど、私もアシエンがゼノスの遺体を乗っ取ったとする説に賛成よ。
しかし、アルフィノも無茶したものね。
敵地であるばかりか、アシエンの影まで色濃い、帝国に単身向かおうだなんて……。」

アリゼー「向こう見ずという点では、人のことは言えないけれど、やっぱり私としても心配よ……。
……でもいまは、無事を祈るしかない。
祈るしか……ね……。」

カットシーンここまで

カットシーンここから

一方 ガレマール帝国・帝都魔導城–

ヴァリス・ゾス・ガルヴァス「……蛮神の存在は許容できぬと、そう伝えたはずだが?」

ゼノスの顔を持つ男「もちろん、覚えているとも……。
件の蛮神は、ほどなく彼の英雄によって処理された。
召喚者は死に、再召喚の可能性もない。
すべては計画の内……
事態は完全に掌握できている、問題はない。
案ずるな……。
私の望みは星の救済なのだから……。」

(帝国軍によって建設されたと思しき建物の中に、帝国軍から鹵獲したと見える数々の大型機械が転がっている。その中に、ゼノスの墓を調査する4人を見ていた怪しい人影が、1つの機械を確認している)

(その一角に入ってくる革命軍の闘士)

ルガディン族の闘士「ん?こんな廃棄兵器の集積場で何をやっている?
返事をしろ、怪しい奴め……何者だ!」

(呼びかけを受けた怪しい闘士がゆっくりと立ち上がり、見回りの闘士に向かって腰の刀を抜き放つ)

ルガディン族の闘士「お、おい……!」

(一振りで見回りの闘士を薙ぎ払う)

ルガディン族の闘士「ぐあっ!」

刀を手にした闘士「何者……か。
果たして、この俺は何者なのだろうな?
先など決して在るべきものかとも思ったが……
どうやら、俺は死すら超越したらしい。
ならば、すべてを取り戻し、さらなる力を得て、またお前と…………。」

(一人乗りの小型運搬機で飛び去っていく)

カットシーンここまで

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