暁の問題点。

別記事で、「暁メンバーはどうして面白くないのか」について、簡潔に触れたことがあります。

Lodestoneだったか、フォーラムだったか、「新生がつまんなかったのは暁のメンバーのせいで、それというのも暁だけでない、『根性版の負の遺産』を捨て去っての世界構築は難しかったんじゃないか」という推測を見かけましたが、私もほぼ同じ意見です。

根性版終了&新生開始が確定した時点で、新生のシナリオの大筋については開発内でも様々な案が出されたことでしょう。
サービス終了にあたりバハムートとルイゾワの結末があり、新生はそこから5年先、という内容から、その5年後のストーリーをどうするか。

新生ではとにかくFF14を新生(リローンチ)させる、ということが第一義であり、「蛮神戦をこなして光の戦士に求められるものの一つを知ってもらう」「大迷宮バハムートに繋げるためにレベリングしてもらう」「帝国もいるよ!」くらいを盛り込めれば万々歳な感じだったのかな。と感じます。

リローンチにあたり、吉田P他シナリオ班の主眼がどこにあったのかはわかりません。お伺い出来るものならしてみたいとは思いますが。

投げっぱなしジャーマンも何ですので、少々考えてみますと。

新生時、蛮神が新生の目玉コンテンツになるのであれば、その対策をほぼ一手に担う設定の暁との関わりは避けられないし、冒険者の生活レイヤーで言うならば、一番身近なグランドカンパニーに本来与えるべき「当事者性」の特色は首長達にスキップして与えられてしまったので、基本的には暁との関わりを中心に据えることになる。

しかし、賢人達をプレイヤーの感情移入先として設定しつつ、プレイヤーの感情を喚起するドラマを味わえる状況を組み立てるのは相当難しい、という状況は、シナリオ班をかなり苦しめたのではないでしょうか…

なので、新生のシナリオに関しては、とりあえず盛り込むコンテンツや世界状況から乖離しないこと、そして、3.0蒼天のイシュガルドに繋げること、を選んだのかしら、と。

そういうシナリオ的な盛り上がりについて新生では大きな山場を設けられなかった分、3.0蒼天のイシュガルドをやってみて、リローンチした新しい世界の、みなさんご期待のヒロイックなドラマを、ようやくお届け出来ました!と、開発陣が満面の笑みを浮かべている図が、ありありと想像出来るような気がするのです。

…気がするだけです。(チキンです)

これって、光の戦士が旧体制の暁との関わりから離れることが出来た点が非常に大きいと思うのですよ。
旧体制の暁から離れられた、ということは、蛮神問題を丸投げしている三国のムシのいいお願いからも逃れられるということ。

おつかいを直接頼むのはもしミンでしたが、彼女にしても三国から営業した仕事を、実働部隊の冒険者である光の戦士に投げてるだけですからね。

もちろん三国は三国で、日頃のお礼にと様々な便宜を図ってくれているわけですが。
ドマの難民問題支援然り、ドラヴァニア雲海のモーグリ対応するカヌ・エ様然り、ヤ・シュトラ探してくれたカヌ・エ様然り…あれ?ウルダハとリムサの協力どこだ?(しろめ)

とは言うものの。
ハイデリンに生きる冒険者としての光の戦士の、「日常という現実」をリアリティたっぷりに考えてみるならば。

事業、主君を持たぬ冒険者故に、所属している冒険者ギルドからの仕事もそうですし、暁の仕事もそうですが、とにかく食い扶持を稼いで今日も生き残れたしよく戦った!明日はベッドで眠れるかな?というのが日常のはずで、ハイデリンにおける現実の話をすれば、おつかいこそが彼らの本分なのです。

もちろんトラブルの種を見つけて主体的に介入していく方法(ヒルディブランドとかそうですね)もありますが、稼ぎの話に限るなら、このやり方は不安定の極みです。
相当ネットワークが広いか、ヒルディみたいに何事も恐ろしい程ポジティブに捉えつつ他人の迷惑どこ吹く風でいられる胆力がないと。

あとはイシュガルドの傭兵部隊のようなところに兵士として参加するかですね。聖フィネア連隊とか想像すると非常にわかりやすいですが、このパターンは自由を極度に失いかねません。
ゲームの操作キャラクターとしては致命的にすぎるかと。

結局、暁やグランドカンパニーのような、トラブル解決希望する要件を集中してまとめてくれるところに顔出す方が効率良く稼げるし自由も効くのです。

が、それだとゲームが面白くないんだってばよ、ということなんですよね。
やはり、主人公である(はずの)光の戦士が、ドラマチックな展開の英雄譚を紡いでいく様を、(多くの)プレイヤーは望んでいると言えるかと。

3.0蒼天のイシュガルドが好評だったのは、それを叶えていたからだ、という単純明快なおはなし。
しかしそれは、蛮神問題ひいてはエオルゼアの平和を至上命題にする暁の在り方や存在とは、光の戦士に与えられる権限の点で相容れない可能性が高い。

行方不明のメンバーが全員無事で見つかり、暁の体制が新生時に逆戻りしてしまうのであれば、光の戦士は何でもお助け屋として呼び出されては飛んで行く係に再び収まることは、容易に予想出来るわけで…

ヤ・シュトラが不安要素はチラホラありながらも復帰した点や、タタルさんがどうも彼らに新しい衣装を用意する気満々なあたり、暁メンバーの少なからぬ人数が再登場することは予測可能ですから。

出来れば従来とは異なった、真・暁の体制が構築されるように祈るしかないですね。
ただ、その可能性は今回アジス・ラー進行時点のヤ・シュトラの活躍によって提示されたように感じています。

そも開発としても、基本的にはエリアを拡張し、光の戦士が活躍する土地を増やして冒険を楽しんでもらおうという方向で、今後のサービス展開を考えていると思います(少なくともそう思いたい)。

エオルゼアを飛び出し、それこそガレマール帝国のあるイルサバード大陸、ドマのあるオサード小大陸、バハムートがアラグ帝国に滅ぼされたメラシディア、ZWクエストでお馴染みサベネアのあるラザハン島などの南方諸島、マムージャの本拠地とされている西方の大陸…などなど。

3.xの間はしばらくイシュガルドを引っ張って、4.0以降でアラミゴをクローズアップ、という可能性が高いかな、と考えているので、世界に飛び出していくのは5.0以降になる予想でおりますけれども。

その場合、「エオルゼアの救済」を掲げる暁ではそこまで手を伸ばせないし伸ばすべきでない、ということも考えられます。そうなると、3.0蒼天と似たような状況になる可能性は非常に大きいです。
蛮神が目玉コンテンツである以上、なんだかんだ理由つけて、「エオルゼアと比較してエーテル量が少ない」他の土地でも蛮神召喚されちゃったぜヒャッホイ!することになるかもしれませんけどね(しろめ)

# 実際既存の蛮神で言えばバハムートは、エオルゼアではない(はずの)メラシディアにて蛮神として召喚されているので…

本部機能としてのミンフィリアが復帰した時点で元の状態に戻ってしまう可能性は否定出来ませんが、まあ…そこは上記などなど加味すれば、シナリオ班に期待しても大丈夫かも?と淡い期待を抱いておこうと思います。

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