イゼルという女性。

2.4でシヴァとして登場した時の彼女は、3.0での様相が想像出来ない程に、異端者のリーダーとして硬骨で話し合いの余地がないように見えましたが…

3.0の様々な顔を見た後の、魔大陸での最期は、本当に衝撃でした。
クライマックスの盛り上げ方としては、ある程度予想出来たことではあったのに…

彼女には、誰もいなかったんですよね。
この力をどう使うべきか、知り得た知識をどう活かすべきか、アドバイスどころか一緒に考えてくれる人がいなかった。

竜と人との融和という理想には、竜(のほとんど)ももちろん人も、賛同しないし協力もしてくれない。
仲間である異端者でさえ恐らくは本気で竜と人の融和を考えてなんていなかったはずで。
彼らの大部分は、格差への不満や恨みをとにかくぶつけたいという動機のために、彼女がもっていたもの(シヴァに実体化する能力・組織・人心把握力等)に間借りさせてもらってたに過ぎないでしょうし。
ヘタしたら、氷の巫女と呼び組織の長として一線の配慮は当然としても、どこか「化け物」的に思っていたんじゃないのかとさえ。

光の戦士が、暁やシドや三国首長や冒険者仲間に周りを固めてもらっているのと、あまりに対照的すぎる。

散る間際、独白で「仲間がほしかった」と言ってたのが本心だとするなら、切なさ乱れ打ちにも程があるよ。

フレースヴェルグに語られた(不完全な)真実の一部、シヴァという聖女の依代になれること、理想を現実にしたいという強い意志、それらが彼女がここまで歩みを進めてきた力の源だったのに、全てが否定され瓦解した。

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超える力を持って知り得た情報を正しく活用できなかったばかりか、善かれと思って為した何もかもが無知故に裏目に出ていたことを痛感した時の、全てを否定された絶望と誰もいなかったという孤独を思うと、単なるゲームのぽっと出勘違いキャラが一人死んだだけ、みたいに考えられない私がいます。

オルシュファン様が絶息された時の悲しさとは違う、やるせなさみたいな強い感情を覚えてしまった。

多分ですが、彼女に与えられたテーマの一つが、「孤独」や「幻想」だったからではないか、と感じます。
一つ、と言い訳してるのは、それ以外にもありそうだけど今の私にはわからないから、というだけの話なのでそこはスルーして下さい(しろめ)

2.4時点では、「蛮神シヴァという存在をエオルゼアに顕現させるための鍵」「3.0蒼天のイシュガルドへ物語を繋げるための鍵」という2つの大きな役割を担っていたとは思うのです。
が、蛮神シヴァのオリジナルである聖女シヴァの正しい物語と、それを含んだ竜詩戦争の真実が明らかになった後は、エオルゼアにおいて、FF14というゲームにおいて、彼女の必要性って街中でクエストの鍵になるNPC以下になってます(我ながら酷い形容の仕方ですが実感です)。

彼女が担うテーマに「孤独」があったから、という理由によって、魔大陸アジス・ラーであのように散ったのであれば、あの最期はある意味シナリオ班や全能神ヨシダの愛情だったと、思いたいくらいですね!(しろめふたたび)

あと「幻想」の方については、アイキャッチ画像に設定したFFXIVファンキットの壁紙(どうしても顔をある程度見せたかったので画像加工してしまった。スクエニさんご容赦下さい)にもドーンとパッチ2.4のサブタイトル「氷結の幻想」が出ていますが、今から考えるとこれ、ダブルミーニングだったんじゃないかと。

蛮神シヴァという神の雰囲気を「幻想」という意味で捉えたのと同時に、異端者が自分達を導く蛮神に見ている思いやそのものイゼルが抱いている夢も、1000年の過去に起きた真実から「幻想に過ぎない」という。

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どうでもいいことですが、2.4でシヴァが顕現することが明らかになったほぼ直後、「シヴァってハルオーネのことじゃね?」という予想をしたLodestone日記を目にしたことがあって。その考察はなるほどなーと思いながら2.4を楽しみにした記憶が蘇りました。


あとは、モーグリという生物に初めて触れ合うことが出来た時の、年齢相応というか…
今までの「壮大な目標以外には気を配る余裕もなく必要性も感じていない」異端者の長・氷の巫女としてのイゼルからは、想像も出来ない可愛らしさがあり、その点をして「もしミンよりイゼルの仲間でいたい」とヒカセンが独白するネタがtwitterに流れていたのが印象的でしたw

アルフィノがイゼルに対してどのような感情を抱いていたのか。
単に「超える力を持っている」「世界の(現時点で一部についてでしかないけれど)平和について誰よりも熱心である」という点等をもって、暁に迎え入れたいという以上の感情を持っていたとして、誰がそれを責められようか…という気にさえなってしまいますね。

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私達が考えるよりもずっとずっとシビアなエオルゼア、ひいてはハイデリンという惑星世界の上で、イゼルの生きた証がせめて(ニーズヘッグのコントロールを受けてしまった)エスティニアンやアルフィノの中に残っていてくれれば…と切に願います。

蒼天秘話のイゼル編が随分被ってしまっていたので慌てて公開。

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